第98回東京箱根間往復大学駅伝(来年1月2、3日)に初出場する駿河台大が16日、埼玉・飯能市のキャンパスで会見を行い、中学校教師を休職中の今井隆生(4年)が快走を誓った。

【箱根駅伝】チームエントリー一覧 区間エントリーは29日>

埼玉県の中学校体育教師を2年間限定で休職し、昨年に同大心理学部3年に編入した31歳は「自分の強みは粘りと魂の走り。記録にもこだわって思う存分自分の走りをしたい」と意気込んだ。

チームメートの“教え子”に対抗心を燃やしている。同じくメンバー入りした永井竜二(3年)は、中学校教師時代の生徒だった。「今までは彼が自分の背中を追いかけていたが、最後に自分が追いかける形となった。区間順位で勝ちたい気持ちがある」。

来年4月には教師に復帰する予定。「監督やチームメートに支えられてここまできた。視野も広がって初心に立ち返るいい時間になった」。教師として第2章を踏み出すためにも、箱根路を納得の走りで締めたい。