東京五輪1万メートル代表の安藤友香(27=ワコール)が、2時間22分22秒で日本人トップの3位に入った。2時間17分台を持つ海外勢2人にくらいついて、来秋の「グランドチャンピオンシップ」(MGC)出場権を獲得。今後の目標に、24年パリ五輪でのメダル獲得を掲げた。今大会で8人がMGC切符を獲得。大会新の2時間17分18秒を出したルース・チェプンゲティッチ(ケニア)が、世界最高額の優勝賞金25万ドル(約2875万円)を手にした。

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○…今大会で、7月の世界選手権米オレゴン大会代表選考会が終了した。大阪国際女子優勝の松田瑞生、東京で日本人1位一山麻緒は確実。残り1枠を東京同2位新谷仁美と今大会同1位安藤が争う。新谷はタイムで安藤を1分5秒上回るが、一山に負けての同2位、さらに今後もマラソンを走るか、という不透明な部分がある。日本陸連でマラソンを担当する高岡寿成シニアディレクターは「(新谷)本人の気持ちを確認します。条件が違う中で評価するのは心苦しいが、パリ五輪につながる選考にしたい」。同代表は29日に発表される予定だ。

◆今大会のMGC獲得者 安藤友香(ワコール)細田あい(エディオン)鈴木優花(大東大)福良郁美(大塚製薬)太田琴菜(日本郵政グループ)竹本香奈子(ダイハツ)岩出玲亜(千葉陸協)川内理江(大塚製薬)