陸上男子100メートルで7月にU18(18歳未満)世界新記録となる10秒00をマークした16歳の清水空跳(そらと、石川・星稜高2年)が19日、金沢市・稲置学園総合運動場で練習を公開し、今後の抱負を口にした。

約2時間の練習後に20社超の報道陣に取材対応。今後へ向けて「17歳で9秒台を出したい。高校での9秒台が目標。そこへ向けて走りたいです」と決意を示した。

清水は今夏の全国高校総体(インターハイ)で高校日本新となる10秒00で優勝。13年に京都・洛南高3年の桐生祥秀が打ち立てた記録を0秒01更新し、21年山縣亮太の日本記録にも0秒05と迫った。高まる注目度には「インターハイが終わって、海外の方にも見ていただけた。これから世界で通用する選手になりたいので、いろいろな方に知ってもらいたいです」と歓迎した。

「応援される選手になろう」という競技観を大切にしていると明かし「笑顔でいろいろな人と接して『おめでとう』という一言がもらえるような選手でありたい。応援されることはうれしいこと。プレッシャーに感じることは特にないです」とはっきりと言い切った。

9月の世界選手権東京大会(13~21日)は、個人種目の内定は極めて厳しくなったが、400メートルリレーの代表入りの可能性は残っている。走りたい走順は1走といい「走れる準備をしていきたい。シニアの世界舞台は想像もできないが、頑張りたいという一心です」と冷静に口にした。日本短距離界の新星は気を引き締めながら、さらなる躍動を目指している。

◆清水空跳(しみず・そらと) 2009年(平21)2月8日、石川県金沢市出身。10歳で陸上を始め、家族全員が陸上経験者。4月のU18アジア選手権では100メートルで日本人初優勝。7月の日本選手権100メートル予選で10秒19をマークし、桐生祥秀の高2日本歴代最高記録に並んでいた。実家は金沢市内で「あかめ寿司」を営む。身長164センチ。