世界陸上8日目(17日)に行われる男子200メートルでウサイン・ボルト(ジャマイカ)が同種目の3連覇に挑む。この種目の連覇は83年、87年(当時の世界選手権の開催は4年に1回)にC・スミス(米国)が達成しているが、3連覇達成者はいない。

 ボルトは今大会の100メートル金までで世界選手権で通算8個(金6、銀2)のメダルを獲得している。伝説のランナー・カール・ルイス(米国)は10個(金8、銀1、銅1)のメダルを獲得しており、200メートルでメダルを取れば、カール・ルイスにまた一歩近づく。

 準決勝は20秒12の全体の4番目のタイムで決勝に進出したが、もちろん余力残しだ。決勝では記録にも期待がかかる。自身の持つ19秒19の世界記録は09年のベルリン世界選手権で記録したもの。今大会はまだ世界記録が達成された種目はないが、会場は高速トラックと言われており、世界記録の更新があるかもしれない。