プロバスケットボールBリーグで2連覇を達成したアルバルク東京。その専属チアが「アルバルクチアリーダー」だ。中国で開催中の男子ワールドカップに日本代表が13年ぶりに出場。バスケットボールが盛り上がりを見せる中、10月開幕のBリーグ19-20シーズンで3連覇を目指すアルバルクを、チアリーダーたちが全力で後押しする。

3連覇を目指すアルバルク東京を激しいダンスで後押しする(C)ALVARK TOKYO
3連覇を目指すアルバルク東京を激しいダンスで後押しする(C)ALVARK TOKYO

アルバルク東京は5月のチャンピオンシップ決勝で千葉ジェッツを接戦の末に下して、リーグ連覇を達成した。それは、「アルバルクチアリーダー」にとっても歓喜の瞬間だった。キャプテンMISAKIは「最高の景色が見られて、本当にうれしかったです」、バイスキャプテンのSATSUKIは「シャンパンファイト(ビールかけ)は最高の思い出です」と振り返る。

「アルバルクチアリーダー」の熱気あふれるパフォーマンスはBリーグでも有名だ。試合前には「A Warrior’s Call」の曲に乗って激しいダンスを披露し、一気に観客をゲームに引き込む。タイムアウトではさまざまなダンスを踊り、時にはコミカルでかわいらしいダンスも披露する。

熱気あふれるパフォーマンスには定評がある
熱気あふれるパフォーマンスには定評がある

パフォーマンスを支えているのはハードな筋トレだ。練習ではメンバーがペアになって、体幹トレーニング、腹筋、背筋などを鍛える。足元や内ももを強化するスクワットも欠かさない。1時間の筋トレの後は2時間の踊り込み。1分ほどの曲を、連続で20曲踊ることも恒例だ。

さらに、ディレクター兼コレオグラファー(振り付け)の須長順子さん(JUBI)がメンバーに求めているのは、仲間を思い合う心だ。シーズンに数回、3時間ほどのミーティングを行う。どんなチームを目指すか、そのために自分が何をできるかを、全員で徹底的に話し合う。泣き笑いしながら胸の内を共有することで、メンバーの絆は深まっていく。

10月5日にアリーナ立川立飛(東京・立川市)で開幕する新シーズンで、アルバルクはリーグ3連覇を目指す。SATSUKIは「チームやファンの皆さんと一丸となって3連覇を目指します」と力強い。【元NFLチアリーダー松崎美奈子】

◆アルバルクチアリーダー 2016年創設。前身はトヨタ自動車アルバルクチアリーダー。年に1回オーディションを開催してメンバーを決定する。ホームゲームでの応援パフォーマンスのほか、イベント出演などを行う。