又吉直樹

第153回芥川賞が「火花」に決まり、著書を手にピースをする又吉直樹
第153回芥川賞が「火花」に決まり、著書を手にピースをする又吉直樹

お笑い芸人が、純文学の新進作家に与えられる最高峰の賞「芥川賞」を受賞した。又吉直樹。受賞作はお笑いに全てをかける芸人の生き様を描いた「火花」。又吉は2003年、綾部祐二と組んで「ピース」を結成。読書好きで当時から舞台の脚本やエッセーなどを書いていた。15年1月、「火花」が掲載された文芸誌「文学界」は通常1万部のところ、又吉効果で4万部まで増刷された。単行本は初版15万部。新人としては異例の部数だ。会見では「町で『死に神』と言われていたが、今は『火花読みました』に変わった」と笑わせる。上記の名言は15年2月に行ったインタビューに答えたもの。(^o^)

<社会・2015年3月1日掲載>