日本アンチ・ドーピング機構(JADA)は8日、5月に行われた自転車の全日本プロ選手権トラック種目のドーピング検査で、伊藤成紀(大阪)から筋肉増強効果がある禁止物質メタンジエノンなどが検出されたため、今年7月から4年間の資格停止処分が決まったと発表した。

 JADAによると、伊藤は「心当たりがない」と主張したが、意図的な摂取を否定する立証は行わなかった。予備のB検体の検査や聴聞会の開催も希望しなかった。