<全国高校バスケット選抜優勝大会:札幌山の手81-78盛岡白百合学園>◇女子1回戦◇23日◇広島グリーンアリーナ

 盛岡白百合(岩手)が、大会2連覇中の王者を土俵際まで追い詰めた。札幌山の手(北海道)に前半だけで34-52と大差をつけられたが、後半から猛反撃。

 ディフェンスリバウンドを次々とものにし、C藤沢未希(3年)のレイアップシュート、G杉内那緒(3年)の3点シュートが立て続けに決まった。敗れはしたが、最大20点以上あった点差をわずか「3」にまで縮める大健闘だった。芳賀信之監督(67)は「県内の決勝も、序盤に離されてからコツコツ追い上げて逆転勝ちした。この代の子たちは体格はないけど、粘り強い。勝たせてやりたかった」と目を潤ませ、試合後は泣きじゃくる選手たちにねぎらいの言葉をかけていた。