<全国高校総体:女子レスリング>◇6日◇島原復興アリーナ

 レスリング女子が公開競技として初めて実施され、7階級で熱戦が繰り広げられた。56キロ級を制した入江(福岡・小倉商)は「関東など遠い地域の人と試合することが少ない。試合が増えればもっと強くなれる」とうれしそうだった。

 普及と強化の面で効果が期待されるが、今大会のエントリー数は最も多かった52キロ級でも11選手だった。会場を訪れた日本レスリング協会の栄女子強化委員長は「同じ学校の選手ばかりではなく、もっと多くの県から選手が集まらないといけない。できるだけ早く正式種目になるようにしたい」と話した。