追手門学院大(茨木市)は4日、アメリカンフットボール部の水野弥一総監督(74)が今月31日付で退任すると発表した。

 昨春に就任後、チームを1部との入れ替え戦まで導いた水野氏は、わずか1シーズンでチームを去ることになったが、「学生が強いチームにならなくていいと言うので、私はいてもしょうがないということ」。

 新シーズンへ向けてスタートした昨年12月から3年生以下の全部員が練習をボイコット。今年1月に暴言があったとされるコーチ2人が解雇されたが、学生側は2月に水野氏の退任も求めたという。「学生は特別強化部から外してくれとまで言った。要は関学大と戦えるチームにならなくてもいいということ。だったら私がいる意味がないでしょう」と水野氏。「暴言といっても大したものではない。単にしんどいのがイヤだということですよ」と話していた。