飛び込みの女子で2008年北京、12年ロンドン五輪に出場した中川真依(29=小松ク)が、9日からの岩手国体を最後に現役を引退することが8日、分かった。

 リオデジャネイロ五輪代表を逃したことに加え、持病の腰痛の悪化で決断した。11日の成年女子板飛び込みがラストダイブとなる。「最近は練習と同じくらい治療している時間が長かった。最後は国体に、育ててくれた石川県の代表として出場したかった」と語った。

 石川・小松市立高3年だった05年に世界選手権初出場。北京五輪の高飛び込みで決勝に進み11位となったが、ロンドン五輪は準決勝で敗退した。今後は未定で「飛び込みやスポーツ全体の振興に関わっていきたい」とした。