台湾で開催されたフィギュアスケートの世界ジュニア選手権女子シングルで3位に入った坂本花織(16=神戸FSC)が19日、持ち前の軽快なトークで演技を振り返った。フリーから一夜明け、この日のエキシビションに向けて、午前中に練習。今大会で自信をつけたスケーティングについて問われると「きれいではないと思う。ガッツ系じゃないですか?」と笑い飛ばした。

 それでも、表彰台に乗った結果には自身の成長を実感する。「2年前はロシアの3人に『絶対勝てへん』って確信してて、日本でも3番目。(後ろに)引きすぎていたけれど、今年は『絶対勝ってやる』という気持ちがむっちゃあった」。表彰台に立てば来季からシニアに上がれると知らされており「オリンピックに出るためには、シニアじゃないとダメ。シニアに上がりたいという気持ちでいっぱいだった」。

 ショートプログラムでは1位だったザギトワ(ロシア)を演技点で上回り、取材ゾーンで「ほんと!? えっ、うそ!? え~!?」と採点表を確認した。収穫たっぷりの2日間を経て、18年平昌五輪を目指す。