フジテレビは10日、同局系列の新ドラマ「人は見た目が100パーセント」(木曜22時、13日スタート)と、2020年東京オリンピック・パラリンピック組織委員会がスポーツ庁の協力を得て今月から開始した「都市鉱山から作る!みんなのメダルプロジェクト」と連動することを発表した。

 このプロジェクトは2020年東京五輪、パラリンピックの約5000個のメダルを、全国各地で集めた携帯電話や小型家電(都市鉱山)から抽出したリサイクル金属100%でつくることを目指している。番組はこの趣旨に賛同し、主演の桐谷美玲(27)と、水川あさみ(33)、ブルゾンちえみ(26)が登場するドラマとのコラボレーションポスターを制作して、全国の高等学校等に順次配布するほか、番組出演者が参加する連動イベントを予定している。フジテレビ第一制作センターの中野俊幸チーフプロデューサーによると、3人もプロジェクトに参加できることを喜んでいるという。

 04年アテネ五輪、08年北京五輪で柔道女子63キロ級を連覇した金メダリスト谷本歩実(35)は「今回の取り組みで、たくさんの高校生や大学生にプロジェクトにご参加いただき、アスリートに思いを届け、一緒に東京2020大会を盛り上げていければと思います」とコメントを寄せた。スポーツ庁の鈴木大地長官(50)は「今回をきっかけに高校生や大学生のみなさんが東京2020オリンピック・パラリンピックへの興味をさらに深め、自分たち若い世代が主体的に参加して大会を盛り上げていこうという気持ちを高めていただけたら」と期待感を示した。