男子400メートル個人メドレーで、瀬戸大也(23=ANA)は4分9秒14で銅メダルを獲得したが、3連覇は逃した。瀬戸は3位だった200メートルバタフライに続く今大会2個目のメダル。リオデジャネイロ五輪金メダリスト、萩野公介(22=ブリヂストン)は4分12秒65で6位と振るわなかった。


 非五輪種目の男子50メートル背泳ぎで古賀淳也(30=第一三共)が24秒51で銀メダルを獲得した。


 日本は競泳で計7個(銀4、銅3)のメダルを獲得したが、3大会ぶりに金メダルなしに終わった。


男子50メートル背泳ぎ決勝 銀メダルを獲得した古賀淳也(ロイター)
男子50メートル背泳ぎ決勝 銀メダルを獲得した古賀淳也(ロイター)
男子400メートル個人メドレーで優勝した米国のチェース・ケイリシュ(左)と健闘をたたえ合う6位の萩野公介(共同)
男子400メートル個人メドレーで優勝した米国のチェース・ケイリシュ(左)と健闘をたたえ合う6位の萩野公介(共同)

 平井伯昌・日本代表監督コメント 日本の五輪メダリストが伸び悩む中、海外勢の記録が伸びた。危機感を感じている。より人間力も含めた強化をしていかなければならない。


<競泳第7日ダイジェスト>

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<競泳第3日ダイジェスト>

<競泳第2日ダイジェスト>

<競泳第1日ダイジェスト>


競泳第8日・最終日

▽女子400メートル個人メドレー予選

5 清水咲子(ミキハウス)4分36秒43=決勝進出

7 大橋悠依(東洋大)4分36秒97=決勝進出


▽男子400メートル個人メドレー予選

4 瀬戸大也(ANA)4分12秒89=決勝進出

7 萩野公介(ブリヂストン)4分14秒15=決勝進出


▽男子400メートルメドレーリレー予選

2 日本(入江、小関、小堀、塩浦)3分31秒63=決勝進出


▽女子50メートル平泳ぎ決勝

1 リリー・キング(米国)29秒40=世界新

2 エフィモワ(ロシア)29秒57

3 マイリ(米国)29秒99


▽男子400メートル個人メドレー決勝

1 チェース・ケイリシュ(米国)4分5秒90=大会新

2 ベラスト(ハンガリー)4分8秒38

3 瀬戸大也(ANA)4分9秒14

6 萩野公介(ブリヂストン)4分12秒65


男子400メートル個人メドレー決勝 瀬戸のバタフライ(共同)
男子400メートル個人メドレー決勝 瀬戸のバタフライ(共同)
男子400メートル個人メドレーで獲得した銅メダルを手に笑顔の瀬戸(共同)
男子400メートル個人メドレーで獲得した銅メダルを手に笑顔の瀬戸(共同)

瀬戸大也コメント 「結果を素直に受け止めて東京五輪に向けて頑張りたい。(萩野)公介がいてくれるとさらにパワーになる。公介は今回は苦しい試合になったが、また2人で頑張ろうという気持ちになっている」


男子400メートル個人メドレー決勝 萩野のバタフライ(共同)
男子400メートル個人メドレー決勝 萩野のバタフライ(共同)
男子400メートル個人メドレー決勝 レースを終え、ぼうぜんとした表情の萩野公介(共同)
男子400メートル個人メドレー決勝 レースを終え、ぼうぜんとした表情の萩野公介(共同)

萩野公介コメント 「全然、勝負にもなっていない。非常に悔しい結果。僕の実力はこれ。また世界の一番になれるように、僕は絶対に強くなると信じて頑張りたい」


▽女子50メートル自由形決勝

1 サラ・ショーストロム(スウェーデン)23秒69

2 クロモウィジョジョ(オランダ)23秒85

3 マニュエル(米国)23秒97


▽男子50メートル背泳ぎ決勝

1 カミーユ・ラクール(フランス)24秒35

2 古賀淳也(第一三共)24秒51

3 グレイバーズ(米国)24秒56


男子50メートル背泳ぎ決勝 力泳する古賀(共同)
男子50メートル背泳ぎ決勝 力泳する古賀(共同)

古賀淳也コメント 「本当に悔しい。最後に失速してしまった。勝てないタイムではなかった。100メートルも頑張っていく」


▽女子400メートル個人メドレー決勝

1 カティンカ・ホッスー(ハンガリー)4分29秒33=大会新

2 ベルモンテ(スペイン)4分32秒17

3 ピクレム(カナダ)4分32秒88

4 大橋悠依(東洋大)4分34秒50

5 清水咲子(ミキハウス)4分35秒62


女子400メートル個人メドレー決勝 大橋(奥)のバタフライ(共同)
女子400メートル個人メドレー決勝 大橋(奥)のバタフライ(共同)

大橋悠依コメント 「メダルを取りたいと思っていたので悔しい。泳ぎ自体に悔いはないが、悔しい。すごくいい経験になった。絶対にこれ以降の水泳人生につなげていきたい」


女子400メートル個人メドレー決勝を終え、健闘をたたえ合う大橋悠依(右)と清水咲子(共同)
女子400メートル個人メドレー決勝を終え、健闘をたたえ合う大橋悠依(右)と清水咲子(共同)

清水咲子コメント 「まだまだ力不足。また機会があれば今度はメダルを取りたい。本当にチームに助けられた。みんなで戦ってまた東京五輪を目指したい」


▽男子1500メートル自由形決勝

1 グレゴリオ・パルトリニエリ(イタリア)14分35秒85

2 ロマンチュク(ウクライナ)14分37秒14

3 ホートン(豪州)14分47秒70


▽女子400メートルメドレーリレー決勝

1 米国(ベーカー、キング、ウォレル、マニュエル)

     3分51秒55=世界新

2 ロシア3分53秒38

3 豪州 3分54秒29


▽男子400メートルメドレーリレー決勝

1 米国(グレイバーズ、コルデス、ドレセル、エイドリアン)

     3分27秒91

2 英国 3分28秒95

3 ロシア3分29秒76

4 日本(入江、小関、小堀、塩浦)

     3分30秒19=日本新


男子400メートルメドレーリレーで日本新をマークして4位となり、記念写真に納まる(右から)入江、小関、小堀、塩浦(共同)
男子400メートルメドレーリレーで日本新をマークして4位となり、記念写真に納まる(右から)入江、小関、小堀、塩浦(共同)

入江陵介コメント 「日本新は第一歩。世界も進んでいるので、差を縮めていきたい」


塩浦慎理コメント 「僕の力不足に尽きる」