男子テニスで、右手首の腱(けん)の裂傷で今季すべての大会を欠場する錦織圭(27=日清食品)が、11日発表予定の最新世界ランキングで、10位から14位になることが確定した。

 錦織が、トップ10圏外になるのは、14年8月25日の週以来、約3年ぶりのこと。また14位は、14年4月21日の週に17位を記録して以来の低い世界ランクとなる。

 錦織は、8月14日、米シンシナティ大会前の練習で、サーブの時に、右手首の尺側手根伸筋腱を裂傷。同16日、今季すべての大会から欠場することを発表していた。右手にギプスをし、保存治療に努めており、1日には自身のスマホアプリを更新。動画で「昨日(30日)、ドクターに診てもらって、すごく良くなっているとのことでした」と、順調な回復ぶりをアピールしていた。