ラグビーのトップリーグ、神戸製鋼は27日、ニュージーランド代表(オールブラックス)116キャップを持つ世界的SOのダン・カーター(35)が来季から加入することを発表した。

 現在フランスのラシン14に所属するカーターは「神戸製鋼の一員として日本でプレーするという新たな挑戦を非常に楽しみにしています。日本のトップチームの1つであり、私はそのチームの優勝に貢献できるように頑張ります」とコメントを寄せた。

 神戸製鋼には元オールブラックスのSHエリスが所属しており、カーターも「神戸製鋼には素晴らしい文化が存在すると、私の良き友であるアンディー・エリスから聞いていますし、その様なチームでまた彼と一緒にプレーできることも楽しみにしています」としている。

 カーターは世界屈指のゴールキッカーとしても知られ、15年W杯イングランド大会ではオールブラックスの連覇に貢献している。神戸製鋼の福本正幸チームディレクターは「ご存じの通り、カーター選手はラグビーW杯で2連覇を果たしたニュージーランド代表を中軸として支えた世界的な名選手です。また、ピッチを離れても、ラグビーの普及活動や社会貢献などにも精力的に取り組んでいます」と説明し「神戸製鋼の一員として迎えることができたことはとても光栄であり、プレーはもちろん、ピッチ外での活動においても、他の選手の範となってくれることを期待しています」と加入を歓迎した。