男子プロバスケットボールBリーグ、レバンガ北海道の元選手、グレゴリー・ウィッティントン(24)容疑者が23日、大麻取締法違反の容疑で逮捕された。クラブは同日付で契約を解除、24日に発表した。

 逮捕容疑は大麻輸入事実。昨年11月下旬、米国から成田に着いた札幌市の同容疑者の住所宛て郵便小包に、乾燥大麻約7・43グラムが封入されていることを川崎外郵出張所が確認。同容疑者の発注であることの裏付け捜査を、北海道厚生局取締部と函館税関札幌税関支署が約2カ月かけて進め、23日までに容疑が固まった。

 米国籍の同容疑者は、昨夏に北海道に移籍加入した。身長203センチのSF(スモールフォワード)、PF(パワーフォワード)で、ここまでBリーグ18試合に出場。198点110リバウンドを記録している。20、21日に札幌・北海きたえーるで行われた川崎との2連戦にも出場し、20日はチーム2番目となる10得点を挙げていた。

 逮捕の事実は24日午後の練習後に選手全員に伝えられた。同日夜には、横田陽CEO(41)と折茂武彦選手兼社長(47)が札幌市内で会見し事情説明などを行った。横田CEOは「今後の捜査に全面的に協力するとともに、再発防止に努めたい」、折茂選手兼社長は「グレゴリー選手の件で皆様にご迷惑、ご心配をおかけし、誠に申し訳ございません」と頭を下げた。