東地区最下位のレバンガ北海道は、72-77で同3位の川崎ブレイブサンダースに敗れ、2連敗となった。第2クオーター(2Q)中盤に一時、大量21点リード。第3Qをわずか9点に抑えられると、第4Qに逆転を許した。水野宏太監督(35)は「勝つべき試合を勝ちきれなかった」とうなだれた。

 まさかの結末だった。第2Qまでに8本の3点シュートが決まる最高のスタート。静まりかえる会場に、アウェーに駆けつけたファンの歓声が何度も上がった。後半に入ると水野監督のテクニカルファールなどでリズムが一転。リーグ2位の得点力を誇る川崎ニック・ファジーカス(32)に30点を許し、失速した。主将の多嶋朝飛(29)は「いつも負けたくない」という高校のチームメートで日本代表の篠山竜青(29)の8点を上回る11点を奪ったが、届かなかった。

 今日17日は対戦成績2勝3敗と勝ち越された川崎との今季最終戦。22、25日が19年W杯アジア地区予選のため、リーグ戦自体、3月5日まで中断する。再開後の残り22試合にチャンピオンシップ進出の夢をつなぐために、負けられない一戦だ。「明日勝つしかない」と水野監督は次を見据えた。【中島洋尚】