平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)フィギュアスケート男子で66年ぶりの連覇を達成した羽生結弦(23=ANA)のサイン入りスケート靴がインターネットオークションサイト「ヤフオク!」に出品され、入札額が一時約3400万円を突破した。ヤフー・ジャパンは5日、東日本大震災の復興支援を目的とした複数企画の実施を発表。その1つとして、著名人や企業から提供されたアイテムによるチャリティーオークションを同日から11日まで開催。羽生のスケート靴は瞬く間に高騰し、オークション開始から1日たった6日午前11時の時点でなんと約3400万円に跳ね上がった。運営するヤフーは一時出品を取り下げ、落札希望者は連絡先を事務局にメールすることを条件に同日午後2時40分に再出品された。羽生は昨年もスケート靴を出品し、約340万円で落札されている。

 羽生のスケート靴は、東日本大震災の被災地支援を目的として一般社団法人ウェブベルマーク協会を通じて出品された。エンゼルス大谷翔平投手(23)はサイン入りTシャツ、巨人、ヤンキースなどでプレーした松井秀喜氏(43)はサイン入り野球帽などを出品している。ヤフー担当者は「復興への思いを込めたものをつなげて、被災地の応援ができれば」とコンセプトを説明した。