レバンガ北海道は71-73で西地区2位の京都ハンナリーズに惜敗、6戦ぶりに東地区最下位に転落した。シュート確率は44・3%、京都の51・7%に及ばない重苦しい展開。ベテラン桜井良太(35)が今季自己最多19点の活躍を見せるも、1歩届かなかった。桜井は「絶対負けたくなかったが、流れを持ってこれなかった」と悔しがった。

 2点差の試合終了直前、マーク・トラソリーニ(27)のミドルシュートがわずかにリングを外れた。そのボールをゴール下のダニエル・ミラー(26)が押し込もうとしたが、これもリングに嫌われ、終了のブザーとほぼ同時にコートに落ちた。ミラーが相手ファウルをアピールしたが、認められない。3622人の歓声が、ため息に変わった。水野宏太監督(35)は「結果を出さなければいけない試合で申し訳ない」と頭を下げた。

 この日はワイルドカード2位の栃木が勝利したため、ゲーム差は4に開いた。地区順位、ワイルドカード順位でともに1つ下だったSR渋谷にも逆転を許し、チャンピオンシップ進出への道のりが厳しさを増した。「下を向かず、明日(今日15日の京都戦)のゲームを取りに行きます」と桜井。可能性ある限り、あきらめない。【中島洋尚】