関東学生アメリカンフットボール連盟と桜美林大は18日、日大とのオープン戦を中止にすると発表した。6月17日に調布アミノバイタルフィールドで、両校とも今春最後の試合として予定していた。桜美林大はホームページに「関東学生連盟の規律委員会による調査が継続しており、同理事会による最終的な処分の決定がなされていない等の現状に鑑みて、実施を見合わせることといたしました」とした。

 日大は今春合同練習を含めて、精力的に12試合をこなす予定だった。13日の名城大戦で5連勝したが、6日の関学大戦でDLの選手が悪質なタックルを仕掛けて日に日に問題が大きくなり、残り7試合がすべて中止となった。春のオープン戦は日本独特のもので、新チームに若手の成長には欠かせない実戦となっている。日大は昨季27年ぶりに大学日本一になったが、今季はOLなどは再建色が強い。その成長を図る場を失うことになった。