フィギュアスケート女子の18年世界選手権銀メダリスト樋口新葉(17=東京・開智日本橋学園高)が24日、長野・軽井沢で行われた全日本シニア合宿で新フリー「愛の賛歌」を披露した。

 振り付けは、92年、94年五輪入賞の佐藤有香さん。2つ用意してもらった曲のうち、最初はもう1つのものを選んだが、「もし滑れたらいいものになる」と佐藤さんからアドバイスされ、あえて難しいこの曲へのチャレンジを決めた。 この日のフリーの演技では見せなかったが、「トリプルアクセル(3回転ジャンプ)を入れるように作った」とも明かした。5月にはカナダへ行き、羽生結弦のジャンプコーチであるジスラン氏からトリプルアクセルの特訓を受けた。カーブの入り方を工夫し、感覚はつかみつつある。「気合で跳べ」というジスラン氏の言葉通り、あとは練習で磨いていく。