女子70キロ級の大野陽子(28=コマツ)と男子90キロ級の長沢憲大(24=パーク24)は敗者復活戦から勝ち上がり3位だった。

女子70キロ級銅メダルの大野は3位決定戦で気迫あふれる闘いぶりで指導3を引き出し、反則勝ちで意地を見せた。「優勝を狙っていただけに悔しい。決勝で新井選手と対戦したかった」と唇をかんだ。男子90キロ級銅メダルの長沢は延長3分半過ぎ、強引な投げで自らつぶれた相手を返し技で仕留めた。延長戦が続き、スタミナ面の課題も見えたが「3位になることが次につながると思い、絶対に勝つという気持ちだった」と振り返った。