女子200メートル自由形(知的障害S14)で北野安美紗(15=ルネサンス登美ケ丘)が2分17秒66で、日本選手団第1号の金メダルを獲得した。自身の日本記録2分17秒24には及ばなかったが、50メートルを先頭でターンしてから最後までトップを譲らなかった。「いつも150メートルからが課題だった。前半の100メートルからしっかり飛ばして、ラスト50メートルで粘ってもう1度(ペースを)上げなおすというレースを意識しました」と話した。

水泳は4歳から始め、今も健常者と一緒に練習している。日本選手団最初の金メダルに「いい流れをつくれたと思います。200メートルは金メダルを取ると決めていた」。個人種目は残り2種目にエントリーしている。「日本代表ということを頭に入れて練習に取り組んできた。みんなから応援されて、自分の結果を喜んでもらえるようになりたい」と、2つ目のメダルにも意欲を見せていた。