歴史的なホーム開幕戦で2位彩たまが、3位岡山を3-2で下し、記念すべき勝利を挙げた。

けん引したのは主将で16年リオオリンピック(五輪)団体銀メダルの吉村真晴だ。黄鎮廷(香港)と組んだダブルスで、リーグ戦3連勝中の上田仁、森薗政崇組に第1ゲームを取られながらも息を吹き返し、2-1の逆転で粉砕し、流れを呼び込んだ。

ビクトリーマッチ(延長戦)にもつれ込んだが、鄭栄植(韓国)が李尚洙(韓国)を破り、歴史的1勝を手にした。吉村は「しっかり勝ててうれしい。たくさんの方々と勝利を共有できて誇りに思う」と喜んだ。

ホームでは負けられなかった。吉村は16日に同じ岡山戦のシングルスで敗れると、17日の東京戦は出場しなかった。チームも2連敗と苦しい流れだったが、勝ち点1点差に迫られていた相手に勝ち、2位も死守。頼れる主将が強さを取り戻し、首位を走る東京を追う。