男子テニスで、31日に発表される来季最初の世界ランキングから、日本男子の約3分の2が消えていなくなる! 19年から、男女のツアー下部大会のシステムが変更。世界ランキングのポイントが取れるシリーズ大会が激減することで、それに合わせた新ランキングが31日から導入される。

特に男子に及ぼす影響が大きい。世界9位の錦織圭(29)らトップ500位ぐらいは上下変動はあっても、名前は残る。3日付で世界ランクのシミュレーションが発表されており、それによると、日本男子の世界ランカーは67人。そのうちの43人が消える。

新たに国際テニス連盟のツアー下部ランクが導入され、その上位選手が世界ランクの点が取れる大会の出場枠を争う形だ。500位以下になると、現在でも4大大会の予選に出るのも苦しい。ただ、名前が消えることで、全日本男子プロテニス選手会の添田豪代表理事も「選手の多くは不安を抱えている」と戸惑いを隠せないのが正直なところだ。