国際オリンピック委員会(IOC)と20年東京オリンピック(五輪)組織委員会は1日、都内で事務折衝を行った。その後の会見で海外メディアから、招致不正疑惑について集中的に質問が飛んだ。

フランス司法当局が日本オリンピック委員会の竹田恒和会長を贈賄容疑で訴追に向けた捜査を行っている点に「IOCは賄賂を排除できないのか」との質問が出た。IOCクリストフ・デュビ五輪統括部長は「『アジェンダ2020』というルールをつくり、招致の透明性は担保された。この問題はそれがつくられる前。現在(当局の)捜査中だが、最終的な判断がどうなるかは分からない」と述べるにとどめた。