今季国際大会無敗の紀平梨花(16=関大KFSC)が66・44点を記録し、2位発進となった。樋口新葉(18=東京・開智日本橋学園高)は62・70点で4位。アンバー・グレン(19=米国)が70・25点で首位に立った。紀平の一問一答は以下の通り。

-SPを振り返って

紀平 演技としては良かったけれど、点数があまり出なかったので、たぶん回転不足とかが取られている(連続3回転ジャンプで回転不足)。そこを明日、修正できるようにしたい。

-2回転半は当初、トリプルアクセル(3回転半)を跳ぶ予定だったのか

紀平 朝練も昨日(の練習)も割と思っていたよりよく跳べて、今日の6分間練習でちょっと悩みました。でも、終わる頃は「これだけ跳べたら本番でやろう」と思った。そこまで氷が変わった氷じゃなかったので、やりやすくできたので、それで(3回転半に挑むと)決めました。

-本番リンクの氷の感覚は

紀平 もっと軟らかいところとか、少し浮かないとか、浮くとか、すごく特徴のあるリンクもあるので、練習用リンクとはちょっと違うけれど、すごく跳び方を変える必要のないリンク。それはすごく良かったです。

-ぐらついてしまったスピンについては

紀平 たぶん穴にガタンとなった。もっと場所を考えたい。運が悪かったところもあるけれど、気をつけて穴にはまらないように。もっともっと練習しないとそういうことが増える。もっと練習を増やしたい。

-4大陸選手権前に亜脱臼した左手薬指は

紀平 こっちに来る前はまだ影響があったけれど、(現地入り)2日目ぐらいから本当に慣れてきて、特に自分が意識してジャンプを変えなくても、いいジャンプを跳べるようになってきた。慣れてきました。

-世界選手権前最後の実戦の場

紀平 世界選手権とは会場(の雰囲気)が違うと思う。世界選手権では緊張面との戦いとか、そういうところがある。今のところはまだ、世界選手権の感じでは演技できていない。世界選手権に向けて自分の練習すること(課題)とか、ダメだったスピンとかを見直して、世界選手権で気をつけないといけないところがあると思います。

-(オランダメディアから)オランダは好きですか

紀平 すごく街がきれいです。