日本(酒井、小関、水沼、大本)は、引き継ぎ違反による失格となって、今大会での東京五輪出場国枠の獲得を逃した。4組5レーンで登場して、同組の5番手でフィニッシュ。しかしアンカーの自由形大本が飛び込むのが早く、失格となった。

混合メドレーは男女2人ずつが背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライ、自由形の順番で泳ぐ。どの泳法に男子、女子を配置するかは、戦術として各国が自由に決めることができる。女子と男子が同時に泳ぐことがあり、順位が大きく変動することが多い。日本は女子背泳ぎ酒井、男子平泳ぎ小関、男子バタフライ水沼、女子自由形大本のオーダーだった。

100メートル背泳ぎで6位の酒井が先陣をきった。8番手で泳いで、小関につなぐ。100メートル平泳ぎ4位の小関は力泳して2人目を終えて7番手につけた。

3人目は世界選手権初出場組のバタフライ水沼。7番手から3番手まで順位を上げた。自由形大本は5番手でタッチしたが、失格となった。

大本は、目に涙を浮かべて「焦って飛んでしまったんですけど。まだまだリレーもあるので、こういうことがないようにしたい」と話した。

混合400メートルメドレーリレーは東京五輪から新種目として採用されている。今大会の予選上位12位に五輪出場枠が付与される形だった。