昨年に続きメダルを量産したバドミントン日本代表を後押ししているものの1つに、味の素がサポートする「勝ちメシ」がある。味の素は17年以降、大きな大会にチームと一緒に帯同し、バランスの取れた食事を提供している。

今回の世界選手権では大会前には疲労回復、試合が始まればエネルギー補給をテーマにサプリやメニューを考える。激しい運動をする選手たちは3食では足らないことが多く、選手には補食としておにぎり「パワーボール」やゼリーなどの渡し、ホテルに帰った後もスタッフの部屋にようかんやジュースなど自由に取れるように並べており「ちょこちょこ食べ」ができる。企画グループの葛西和輝氏(47)は「体重が減ったら増やして、一定に保つように選手には言っています。」と話す。選手には補食でつなぐ大事さを説明。今では試合中や前後など会場では選手自らゼリーやパワーボールを食べて体重を自己管理している。

夜は肉や野菜の入った1人鍋を作って提供。葛西氏は「メニューが偏らないように、選手が飽きないように数種類をローテーションで回しています」と語る。奥原希望は「パワーボールは好きでよく食べる。1人鍋もバリエーションがあっておいしいし、部屋でみんなで食べたりして楽しい」と話す。桃田賢斗も「ホテルで食事をしっかり取れるので、外食しなくても大丈夫。睡眠もちゃんと取れる」と好調の後押しとなっている。「使ったら戻す。おなかが減る前に食べる」。味の素の「ちょこちょこ食べ」は選手を常に最高の状態でのプレーを導いている。