【ブリスベン=吉松忠弘】世界ランキング4位の大坂なおみ(22=日清食品)が打ち合いを制しベスト8に進出だ。

同14位のソフィア・ケニン(米国)に6-7、6-3、6-1の2時間20分の熱戦で逆転勝ち。18本のエースをたたき込み「サーブが試合を通して良かった」。10日の準々決勝では同9位のベルテンス(オランダ)と対戦する。

1度もサービスゲームを失わなかったが、第1セットをタイブレークで落とした。これがテニスの難しさ。「大事な場面で硬くなった」。やっていることは間違っていない。にもかかわらず結果が出ず、大坂は戦略など考えることをやめた。第2セットから「もう遠慮することなんかない」と、ハードヒットだけに集中。球の勢いで圧倒する戦法で開き直った。それが功を奏した。第2セットを奪うと最終セットまで力で押し続け、ねじ伏せた。

準々決勝の相手は、ベルテンスに決まった。対戦成績は1勝1敗。ストローク戦が予想されるだけに「また厳しい試合になると思う」と口にした。