右眼窩(がんか)底骨折で8日に手術を受け、その後静養していたバドミントン男子シングルの桃田賢斗(25=NTT東日本)が29日午前、チームの全体練習に参加した。

所属の広報によると、今後もリハビリを続けながら練習メニューをこなしていくという。

日本協会の銭谷専務理事は都内で行われた理事会後に取材に応じ、桃田について「急がず、慌てずじっくり治しながらやってもらいたいと願っている」とエールを送った。代表復帰の時期については決まっておらず「今後については未定」とした。

また銭谷氏は19日にスイスで行われた世界バドミントン連盟(BWF)の理事会に参加し、今回の事故について桃田の現状も含めて報告。再発防止に向け、ガイドラインの作成と補償システムの整備を提案したことを明かした。

日本代表は、3月3日開幕予定のドイツオープンが中止となったため、遠征をとりやめた。代わりに国内で短期の合宿を行い、11日開幕の全英オープンに向かう。