西地区3位の滋賀レイクスターズに所属する米国出身選手が、新型コロナウイルス感染拡大への不安からアルバルク東京戦を欠場した。

SF・PFのヘンリー・ウォーカー(32)、PFのジェフ・エアーズ(32)、PF・Cのクレイグ・ブラッキンズ(32)の3選手から前日13日に申し入れがあり、チームはこの日朝に承諾した。

11日にはNBAの選手が新型コロナウイルスの陽性反応を受け、12日から試合を中断。3選手はNBAに在籍経験があり、自らの感染、他者へ移してしまうリスクを考えているという。

この日の試合会場では、西村大介社長が説明した。

「NBAが大きなインパクトになったよう。リスクの捉え方は立場、状況によって、大きく見えたり、小さく見えたりする。海外の家族から離れて1人でプレーする中で、リスクの見え方は大きくなる。お互いに理解をしていくことが重要だと思います」

新型コロナウイルスによるリーグ中断前の2月16日北海道戦では、エアーズがチームトップの24得点。3選手の欠場は大きな痛手となったが、現場の要望でベンチにユニホームが飾られた。

無観客で行われた一戦で白星を逃し、連勝は5でストップ。3選手は15日に同じ会場で行われるA東京戦も欠場することが決まっており、西村社長は「(仲間と普段から)コミュニケーションをしっかりと取っているメンバー。週明けに(今後について)相談する予定です」と見通しを示した。