7月からBリーグのチェアマンに就任する島田慎二氏(49)が10日、都内で就任会見を開いた。島田氏の一問一答は以下の通り。

-バスケットの魅力

島田氏 スピード感や点数がたくさん入ること。オフェンスとディフェンスがほぼ同じ回数行われるのもおもしろいところ。アリーナスポーツなので会場の雰囲気含めて魅力だと思う。

-千葉への思い

島田氏 全身全霊やってきただけに愛着はある。一方でスパッと切り替えられるのも自分のキャラクター。スポンサー、ファンにも感謝しながらも、ここは割り切って。あまり関わると、よそのファンからも違和感があると思うので、むしろ厳しくするくらいで。

-新型コロナへの対応

島田氏 10月開幕は予定通りやりたい。リーグを守る立場としてはスタンスを明確にしたい。1番は満員でやること。満員でやるにはどうしたらいいかを考えながら段階的に下げていく。安全に試合をやっていいという状況にする。JリーグもPCR検査の仕組みを作っていて、自分も勉強している。100%安心安全ということはないが、90%だったらできないとなったら、スポーツ界も経済界も破綻してしまう。選手の理解を深めてながらやっていきたい。

-Bリーグはファン層が若く、女性も多い。どんなエンターテインメントにしていきたいか

島田氏 アリーナスポーツとしては興味関心を抱きやすい層。今までなかったようなファン層、新しい価値観のある観戦者文化を構築できれば。

-厳しい環境のクラブとの向き合い方

島田氏 相当大変。千葉も8年連続黒字を重ねてきて、内部留保の厚い我々でも、3分の1の試合がなくなっただけで、ほぼ枯渇した。経営者心理としては不安でしかない。資金調達はできるかもしれないが、改善していけるかの不安は大きい。そういった中、クラブが苦しんでいる以上は、リーグも徹底的に費用を見直して、サポートしていきたい。クラブと寄り添うためには、痛みをともにして乗り越えていきたい。

-経営サポートについて

島田氏 クラブ経営をやってきたので、スポンサーセールスで押し切れないところがあれば、一緒に出向いてビジョンや、可能性を語り、今応援する事がいかに価値があるのかを熱く語ることができると思う。組織として対応する部分とは別に、個人として必要であれば、サポートできるように出向いていく。