競泳でオリンピック(五輪)2大会連続2冠の北島康介氏(37)の運営する水泳施設が新型コロナウイルス対策の「お墨付き」を得た。

18日、北島氏が代表を務めるインプリント社は、医療コンサルティングを行うキャピタルメディカ社(東京都港区、古川淳代表取締役)と、アドバイザリー契約を締結したことを発表した。

北島氏は、自身の会員制水泳教室で使う都内の施設「AQUALAB(アクアラボ)」について、キャピタルメディカ社のサポートを受けて、新型コロナウイルス感染症防止対策のガイドラインを策定した。同社は、民間病院に対して、コロナ禍での病棟開設、運用のコンサルティングを請け負う医療のスペシャリスト。そのお墨付きである「BBB(ビルド・バック・ベター=よりよい社会の再建)認定証」を発行された。

オンラインで会見した北島氏は「僕らはどれが正しいか、専門知識を持っていない。教える側の不安を解除することも大切。それによって、受け手側も安心すると思う」と説明した。

約30の大きな項目をベースにしたガイドラインを策定した同社の取締役医師である西村祥一氏は「プールは基本的に水質管理が厳しいので、お水については問題ない。ただロッカー室、ビート板などの道具の共用に関して対策はいる。今回はガイドラインをイチからつくりました」と話した。

北島氏は「施設が安心して使えること、選手に提供できることは大切。そのために、ガイドラインをつくることは大事かなと思います。見よう見まねや想像することと、医学的な意見をきちんと聞くことは全然違う。選手もそうだけど、指導者がきちんとした知識を持つことが大切」とした。