日本カーリング協会は5日、北海道・稚内で日本代表強化合宿をスタートしたことを発表した。22年北京オリンピック(五輪)につながるパシフィック・アジア選手権(11月、稚内)の試合会場で、男子のコンサドーレ札幌、女子のロコ・ソラーレが9日まで合宿を行う。

同協会は、新型コロナウイルス感染拡大に伴って、10月末まで国内チームの海外での合宿や大会参加を認めない方針を発表しており、その代替として、代表合宿を用意した形となった。

18年平昌五輪銅メダルを獲得したロコ・ソラーレのスキップ藤沢五月は「今シーズンは新型コロナウイルスの影響もあり、今までにないシーズンとなりそうですが、日本代表としてはもちろん、1人のアスリートとして、人としても、今何ができるか考え、常に前向きに取り組んでいきたいと思います。今は11月に稚内市で予定されているパシフィック・アジア選手権に向けて、男女ともよい準備をして、大会を迎えられるよう、練習に励み、少しでも皆さんに笑顔をお届けできるよう、頑張ります」と同協会を通じてコメントした。

コンサドーレ札幌のスキップ松村雄太は「今シーズン初の実戦なので、現状を尻、今後の強化ポイントを明確にしたいと考えています。今シーズンは協会や各チームとの連携がより重要になってくるので、数多く情報交換し、海外でできないことを国内でカバーしていきたいと思います」とした。