第100回を迎える全国高校ラグビー大会(12月27日開幕、大阪・花園ラグビー場)は、無観客での開催を基本線として準備を進めていることが11月30日、分かった。

新型コロナウイルスの感染拡大が収まらない状況から、有観客での大会実施は断念する方針で、近く正式発表される。

節目の記念大会となる本年度は従来より12校多い、史上最多の63校が参加。都道府県51代表に加え、全国各ブロックを制した9校が出場権を獲得した。近年の予選参加校数が多い愛知、埼玉、福岡は枠が1校増え、11月28日に出場校が出そろった。

大会関係者は「選手の安心、安全が第一」としており、今後も感染状況の推移を見ながら、できる限りの大会運営を目指していく。

すでに、首都圏で行われる全国高校サッカーなどが開催決定を正式発表してきたが、ラグビーは1会場で試合を消化していくことなどから、慎重に議論が進められていた。

組み合わせ抽選会は12月5日に予定され、決勝は来年1月9日に行われる。