バレーボール男子代表の石川祐希(24)が所属するミラノが、ホームで行われたモンツァ戦で2-3と競り負けた。石川はチームトップタイの20得点をあげたが、力及ばず後半戦2連勝を飾れなかった。セリエA6シーズン目を迎えた24歳は、この試合で4本のサービスエースを決め、通算本数を大台の「100」に乗せた。

モンツァとの「ロンバルディア・ダービー」は、フルセットの末に敗れた。これにより、7位のモンツァに勝ち点差を1に詰められた。石川は「1セット目の序盤から、自分たちのミスで崩れていってしまった」と振り返り、ライバルとの一戦を落としたことを悔やんだ。

この試合で自身のスパイク決定率が38%だったことについて、「上がってきたボールはしっかり決められるように、特に良い体勢で打てるものは100%決めるようにしていかなければいけない」と課題を挙げた。

次戦は8日(日本時間9日)に行われる欧州チャレンジカップのカルシット・バレー・カムニック(スロベニア)戦。この試合で勝利すると、翌9日(日本時間10日)の準々決勝に進む。石川は「とにかく目の前の試合、目の前の1点を取ることだけを考えていきたいと思います」と話した。【平山連】