ラグビー、トップリーグ(TL)のサントリーに新加入したニュージーランド代表88キャップを誇るボーデン・バレット(29)が6日、都内で入団会見を行った。

昨年末に来日した29歳の世界的スターは、「日本に来られてうれしい。家族含めて快適に過ごしている。サンゴリアスに入れて光栄だし、TLの開幕が非常に楽しみ」とあいさつした。

既に東芝とパナソニックとの練習試合に出場。チームの印象について「主将の中村亮土のフィジカルにはすごく驚いた。SH齋藤直人とCTB中野将伍は将来が楽しみな選手」と話し、日本のファンに向けて「ラン、キック、パスのオプションの中から自分がどれを選択するか、予測できないようなプレーを見てもらいたい」とアピールした。

15年W杯では世界的SOダン・カーターの後継者として6試合に出場。トリッキーなパスやキックでボールをつないだり、抜群の嗅覚でわずかな防御の乱れを突いて自ら突破し、優勝に貢献した。主にFBを務めた19年W杯では弟のスコット、ジョーディーとともに3兄弟で出場し、1次リーグのカナダ戦では史上初の「3兄弟先発&全員トライ」の偉業を達成。端正な顔立ちと187センチ、92キロの均整のとれた肉体で、女性ファンからも注目を集めた。