少年男子で世界選手権(3月、ストックホルム)代表の鍵山優真(17=神奈川)が頂点に立った。ショートプログラム(SP)に続きフリーもトップの175・70点を記録し、合計270・82点。都道府県別成績では少年男子は埼玉が優勝を果たした。

成長著しい鍵山が「集中力」に自信を得た。最終滑走。冒頭の4回転サルコーで転倒したが、続く4回転-3回転の連続トーループでジャッジ5人全員から出来栄え点(GOE)で4点(最高は5)を引き出した。終盤の連続ジャンプも決め「1つのミスがあっても立て直して、すぐに集中することができたので良かった」。23日に長野で全国高校選手権に初優勝し、準備期間3日で今大会へ。「疲れている中でもしっかりと集中できたのは成長のポイント。そこは褒めたいと思う」。世界の舞台を見据え、大きな財産を手にした。