フィギュアスケート世界選手権の上位選手らが共演するエキシビションが最終日の28日、ストックホルムで行われた。男子3位の羽生結弦(26=ANA)は28選手・組の25番目に登場。今月11日の東日本大震災10年を意識し、復興支援ソング「花は咲く」を全世界に披露した。

黄色にオレンジをあしらった衣装。一輪の花を手に氷へ降り立つと、カウンターからの3回転半やイナバウアー、ハイドロブレーディングなどを舞った。震災に関しては、前日27日に「今も苦しみながら前に進んでいる人がいる。胸に刻んで、もし自分が何かできるのであれば、やっていきたい」と話していた。

男子で銀メダルと躍進した17歳の鍵山優真(星槎国際高横浜)は16番目でジャズ曲「Take Five」を演じ、女子7位の紀平は19番目で「Bepop and LuLu」を滑った。

ほか日本勢は、女子6位の坂本花織(20=シスメックス)とペア10位の三浦璃来(19)木原龍一(28=ともに木下グループ)組が出演した。

大トリは男子1位のネーサン・チェン(21=米国)が務めた。