中島涼(21=コナミスポーツ)が優勝した。得意の後半でタイムを伸ばし、自己ベストを2秒ほど更新する3分47秒00をマーク。頂点に立ち「去年はランキングでは1位だったけど、実感はなくて。ちゃんとした勝負で、このタイムだったので、やっと日本一と言っていいのかな」と胸を張った。

一方で五輪派遣標準記録の3分46秒34には届かず。

うれしさ半分、悔しさ半分。予選を泳いでみて自己ベストは出せるかなと思っていたけど、派遣標準記録を切る部分では足りないのかなと思っていた。30、40%くらいは届くんじゃないか、って思いはあったんですけど、でも何が何でも五輪という気持ちより、届かないんじゃないか、っていう気持ちの方があった。これが(五輪代表に)なれる人となれない人の差なのかなと思いました」と淡々と振り返った。

早くも「来年の世界水泳からやれる気がする」と先を見据え「自信から確信に変わったという感じ」と納得した。