ラグビー・トップリーグ(TL)のトヨタ自動車が、初優勝に王手をかける。

日本選手権兼プレーオフトーナメントの準決勝でパナソニックと対戦(15日、花園ラグビー場)。11日はオンラインで取材対応した。

今シーズンから新加入したフランカー、マイケル・フーパー(29)は「パナソニックはプレーの選択がうまい選手が集まっている。きちんとタックルをすること。ゲームコントロールすることが重要になってくる」と語った。

同僚のSH茂野海人(30)の印象について、フーパーは「目の前に本人がいるからいいことしか言えないけど、良いリーダーシップで選手を良い方向に巻き込んでいる。高いゲーム感覚を持っている」と笑顔で明かした。

茂野もフーパーに対して「ミーティングでは、ネガティブなことをポジティブな方向に持って行ってくれる。チームに良い影響を与えてくれる」と信頼。パナソニックの印象は「キックの使い方がうまく、ディフェンスが堅い。でも警戒したいのは(WTBの)福岡選手。1人でボールを持っていくので」と警戒した。

8日の準々決勝でNTTドコモに33-29で勝利し、目指すは最後のTLで初優勝。有終の美へ、まずは決勝の扉を開く。【三宅ひとみ】