東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長は6日、武藤敏郎事務総長と都内のメインプレスセンター(MPC)で総括会見を行った。

新型コロナウイルス感染拡大が止まらず、大会開催に対して賛否両論があった。橋本氏は「困難な状況下で、しっかりとバトンをパリにつなげたことを誇りに思う」。武藤氏は「困難に直面したが、開催するという組織委の使命は果たすことができたと考えている」との認識を示した。

橋本氏は大会が成功だったか問われると「完全な形でやり遂げることができなかったのは、私にとっては100%成功だったと言えない」としながらも「全力で取り組み、すべての方が心を1つにして運営していただいた。大会を振り返った時、完全に成功したのか、成功しなかったのかは歴史が証明してくれると思う」と話した。