10月の近畿選手権を制した櫛田育良(14=木下アカデミー)が2位を悔やんだ。

ショートプログラム(SP)3位で迎えたフリーは113・32点を記録し、合計175・77点。優勝した同じ木下アカデミーの柴山歩(13)に1・93点及ばず「危なかったジャンプが多くて、回転不足をとられた。細かいミスが多かったので、悔しいです。2位になれると思っていなかったのでうれしいですけれど、完璧にやっていたら、もしかしたら1位にいけたかもしれないので悔しいです」と落ち着いた口調で振り返った。

今大会は3位に田中梓沙(16)が入り、木下アカデミー勢が表彰台を独占。出場を決めた全日本ジュニア選手権(19~21日、名古屋)では、さらに1つ下のカテゴリーとなるノービスA(6月30日時点で満11~12歳)から島田麻央(13)が加わる。熾烈(しれつ)な争いが予想される大舞台へ「完璧な演技をしたいです。表彰台に乗りたいです」と目標を掲げた。【松本航】