新潟アルビレックスBBは広島ドラゴンフライズに76-88で敗れ、17連敗になった。前半は34-40と競り合ったが、第3クオーター(Q)に引き離されたことが響いた。新潟は前節島根スサノオマジック戦(15日)から先発を2人入れ替えた。代わって入ったうちの1人、PG綿貫瞬(34)は11月7日の琉球ゴールデンキングス戦以来9試合ぶりのスタメン復帰。懸命にゲームメークし、前半は接戦に持ち込んだ。島根戦で顔面を負傷したSFロスコ・アレン(28)はフェースガードを装着しながらチーム最多の16点を挙げた。

第1Qは19-18とリード。第2Qは逆転されるも、引き離されかかったところでアレン、SG佐藤公威(37)が3点シュートを決めて食らい付いた。第4Qには57-76から連続12得点で69-76。追い上げも見せた。だが、白星は遠かった。

「ここ数試合、立ち上がりは悪くないが、後半に崩れ出すと止まらない」。試合前、平岡富士貴監督(47)が抱えていた不安が的中。外国籍選手を中心にインサイドを攻める広島の圧力に屈した。第3Q、36-40から守備の反応の遅さを突かれ、2本連続で3点シュートを許した。39-46からは13連続失点。要所を押さえられない甘さが黒星に直結した。