グランプリ(GP)シリーズへの出場経験があり、21年10月に現役引退を表明していた松田悠良さん(23)が引退セレモニーで涙を流した。

【写真特集】本田真凜、坂本花織、宇野昌磨ら華麗な演技>

ジョン・レノンの「イマジン」を青と白の衣装で舞い、観客はスタンディングオベーションでねぎらった。

演技後は母からの手紙が読まれ、故障に向き合う娘を支えてきた心境などが明かされた。中京大の後輩である山本草太(21)から花束を受け取った松田さんは「『白い靴を履きたい』という一言が、競技生活の始まりでした」と7歳の頃を回想。現役時代を「けがや手術…。競技生活の後半は正直つらいことの方が多かったです」と振り返り、両親へ「一番の私のファンでいてくれて、本当にありがとう」と心の底から感謝の思いを伝えた。【松本航】