アクションスポーツの世界トッププロが集まる「Xゲーム」の千葉大会(4月22~24日、ZOZOマリンスタジアム)の概要が28日、発表された。都内で会見が開かれ、昨夏の東京オリンピック(五輪)パーク女子金メダリストの四十住さくら(19=ベンヌ)ら出場選手4人が参加した。国内初開催となる世界的祭典について、四十住は「金メダルを取るために練習を頑張りたいです」と興奮交じりに意気込みを語った。

今大会はスケートボード、BMX、MotoXの3競技計10種目が行われる。

各競技でトップ選手が参加者に名を連ね、スケートボードでは東京五輪男子ストリート金メダルを獲得した堀米雄斗、女子ストリートの金メダルの西矢椛、BMXでは東京五輪フリースタイル男子パーク5位の中村輪夢がリストに入った。現在1日5~6時間練習に打ち込んでいるという四十住は既に照準を合わせ、自身のプライベートパークなど準備を重ねている。大会まで残り50日余りに迫る中で「もう少し高さを出して、クオリティーを高めたい」と話した。

各種目の優勝賞金は明らかにされていないが、従来と同じ規模なら500万円程度と推計される。今大会は米国のスポーツ専門チャンネルESPNなどで配信され、約200カ国で競技の様子が流れる。

 

◆Xゲーム 1995年に米国で始まり、夏と冬の年2回開催される世界最高峰のアクションスポーツ大会。ESPNの放送網で世界約200カ国に向けて放送され、夏季はスケートボードやBMX、冬季はスキーとスノーボードのトップ選手たちが集まってしのぎを削る。