東京オリンピック(五輪)の競泳個人メドレー2冠の大橋悠依(26=イトマン東進)が8日、今年の世界選手権(6月18日~7月3日、ブダペスト)で「メダルを2つ取ることに挑戦したい」と宣言した。

日本代表のオンライン取材会に臨んだ大橋は、日の丸が付いたジャージー姿で登場、「(日本代表の)メンバーががらりと入れ替わって新鮮。ただ、そのなかで経験をたくさん積んできた組が引っ張っていきたい気持ちはすごくある」。初代表の若手が多い中で、リーダーシップを発揮していく構えだ。

15歳の新鋭サマー・マッキントッシュ(カナダ)が4日、400メートル個人メドレーで世界歴代3位となる4分29秒12の好タイムをマークした。それを受けて大橋は、「時代は変わっていくなという思いと、ここがやめどきなのかなっていうか、そこ(4分29秒台)までいくのは難しいじゃないかという思いがある」と心境を吐露。24年パリ五輪に向け、今後は200メートルに絞っていく可能性を口にした。【奥岡幹浩】