東京オリンピック(五輪)代表の池江璃花子(21=ルネサンス)が、2種目で予選通過を決めた。

まずは50メートル自由形に登場。最終6組で4レーンからスタートして25秒50で1着、全体1位通過となった。

その1時間足らず後には100メートルバタフライに臨んだ。最終5組5レーンで3着、59秒38のタイムは全体5位で、8人による決勝へ進出した。

2種目とも決勝は午後に行われる。派遣標準記録は50メートル自由形が24秒67で、100メートルバタフライは57秒79。

今大会3日連続で決勝までレースをこなしたうえで、最終日は2種目を戦う。前日に池江は「2レースある明日が一番キツいけれど、ここで満足せずに気を引き締めて頑張る」と意気込みを口にしていた。

池江は3月の国際大会日本代表選手選考会で、派遣標準記録に届かず代表入りを逃した。アジア大会(9月、中国・杭州)の追加選考会として行われる今大会には自由形とバタフライの計5種目に出場。4月28日の50メートルバタフライに続き、30日の100メートル自由形でも派遣標準記録をクリアして優勝した。